突然、裁判所から、労働審判申立書や訴状等が届くことがあります。
これは、貴社の(元)労働者(社員・従業員)が貴社を相手方として、裁判所へ何らかの申立て(残業代請求、解雇無効、損害賠償請求など)をしたことを意味します。
労働審判申立書や訴状には、労働者からの一方的な主張が記載されているものと思いますが、まずは、冷静になって、適正に対応をしていく必要があります(書面も提出せずに、労働審判期日や訴訟期日に欠席すると、申立人側の主張が認められてしまいます。)。
特に、「労働審判手続」は、「答弁書」の提出期限が非常にタイトになっていますので、迅速に対応していくことが必要です。
以下では、労働審判手続の流れや会社・経営者側が特に注意すべきポイントなどを解説させていただきます。