昨今、予防法務の観点から、コンプライアンス経営の必要性が強く唱えられており、労働問題でも、コンプライアンス(法令遵守)は重要な視点です。
コンプライアンスというと難しく感じますが、要は、「何がダメなことなのかに気付く」「ダメなことは、してはダメ」ということを徹底すると考えていただければシンプルです。
まず、経営者を含めて、就業規則等の会社の規則(ルール)の周知の徹底を図り「何がしてはダメなことなのか」を明確にし、「ダメなことは、してはダメだ」ということを実践していただければと考えています。
この典型例は、ハラスメントの防止です。
パワハラ、セクハラ、マタハラは、その防止が義務化されており、たとえ、労働者間のハラスメントであっても、それが業務に関連していれば、会社としての使用者責任や安全配慮義務違反を問われることもあります。
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「何がしてはいけないことなのか気付くこと」・「ダメなことは、してはダメなんだ」という点に意識を向けることが、労働問題を予防する近道と考えています。